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差別化と戦略

 前回の続きで、戦略とはどういうものなのか、どうすれば目的を達成できるのかということについて、経営学的な視点を交えて、解説したいと思います。

 前はどういう話だったかというと、まず相手より優位を保ちたいなら、差別化しなくてはいけないということでした。相手よりどこか優位な点を持つから優位になるというのが明確な以上、それが戦略の基本になります。
 そして、見えるものでも、見えないものでも優位性の源泉になります。

 また、差別化はストーリー的なつながりがないと、相手に模倣されるということも書きました。一貫した論理があって、その文脈にそって差別化してこその戦略は機能するわけです。
 さらに、ストーリーさえあれば、一見不合理な部分があっていいということも最後に付け加えました。むしろ、そのほうが見た目に意味がないように見えるので、真似されにくいです。

 
 今回はもう少し、具体的な話に触れてみます。テーマは「どうやって差別化するか」ということです。

 差別化の考え方には二通りが存在します。

 (1)ポジショニング戦略
 (2)能力戦略

 簡単に下で個々について触れます。

 (1)ポジショニング戦略

 これは、「勝てるところで勝つ」という戦略です。ポジショニングというからには、相手の性質、どこが強いか、弱いかなどを分析して、自分が有利なところで戦うことを狙います。

 とりあえず、二つくらい例を挙げてみます。

 まず、部活でどうしても団体戦に出たい選手がどういう練習をするかという、話があったとします。実力的に充分であれば、特に何もしなくてもいいですが、3,4番手であれば微妙です。

 そういうときにこの戦略を使うわけです。自分のチームを研究して、足りない部分を探します。シングルスはみんな上手いけど、ダブルスは下手だとか、ダブルスの後衛型はたくさんいるけど、前衛はそこまででもない、という具合です。

 それで、なんとかそのチームの弱点に入り込むように練習すれば、その地位ではトップになれます。そうすれば、たぶん試合に出れます。こういうふうに勝てそうなところで勝つのがこの戦略です。

 次に、配球の例ですが、相手がもしスマッシュが早かったら、あなたはどうしますか。たぶん、上げないですよね。こんなふうに相手の得意なところで戦うことを避けるのも戦略です。

 これで、なんとなくポジショニングについて理解してもらえたと思いますが、このポジショニングはいくらでも応用が利きます。

 ・配球別
 ・ミス別
 ・能力別
 ・年代別
 ・大会別
 
 あまり市の大会でポジショニングをとる人はいませんが、それが目標でも別にいいわけです。たとえば社会人では体力がない人が多いですから、レシーブと体力さえあれば、そこそこ勝てます。

 この考え方の最大の利点は、最低限の努力で成果を得られることに有ります。人の何倍も努力するということはそこまで大切ではないです。

 ただ、まねされやすいです。もちろん、そのポジショニングで最強の地位を確立してしまえばいいですが、それが間に合わないと模倣されます。

(2)能力戦略

 これはいわゆる体育会系の発想で、「頑張ればどんな場所でも勝てる」という発想です。やわらかい言い方をすれば、自分の能力をしっかり高めれば、相手より優位になれるということです。

 この能力主義はまねできません。地道に積み上げてきた能力ですから、簡単に追いつかれることはありません。地力といってもいいでしょう。
 バドミントンに限らず、スポーツといえばこの能力を中心に考える選手が多いです。結局、強い人が勝つという発想が広がっている気がします。

 少し、話がそれますが、練習に関しても環境を重視した考え方と、能力重視の考え方があると思います。

 基礎うちや素振り、ダッシュ、ランニングは能力型です。なぜかというと、試合で同じシーンがないからです。半面で打ち合うことがない以上基礎打ちは環境を重視していません。ですが、基礎的な能力はにつきます。
 
 逆に、パターン系、戦術的練習、2対1なんかは環境に対応することを目的としていますが、その環境だけにしか慣れません。能力も能力系のそれに比べるとあまり向上しません。ただし、実践のある状況に対しては確実に強くなります。

 そう考えると、基礎打ちが実践的ではないという批判は考え方の違いかもしれませんね。

 結論としては、月並みですが、ポジショニング戦略と能力戦略を高いレベルで組み合わせようということです。勝ち目のない戦いをしていても成果は出ませんし、一方で能力がないとレベルが上がると通用しません。

 個人的な体験としては、前の大会は能力戦略をとりすぎました。誰にでも勝てるようになる練習しかせずに、相手を想定した練習に欠けました。決勝でどうせ当たる相手ですし、その学校は画一的なので戦略の予想も出来たので、時間を少しでも割いていればよかったんですね。

 もちろん、そのおかげでそこそこ社会人でも戦えているわけなので、文句しかないわけではないですが。

 とにかく、戦略には二つあるということは忘れられ気味なので(特にポジショニング)覚えておいて損はないでしょう。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
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Author:でぃあ
バドミントンが好きな学生です。今は社会人のチームで活動中です。

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